私たちの思い

現会長である濵田信之が、昭和46年、ここ諫早市飯盛町後田の地で養豚業を始めました。橘湾の向こうに雲仙の山並みを望む絶景の地であること以上に、養豚に欠かせない水が豊富であることが決め手でした。最初は200頭から出発しましたが、豚は繊細な生き物です。肺炎にかかり多くの豚をなくすなど、試練に出会ったことも、一度や二度ではありません。

転機となったのは、SPF豚との出会いです。昭和から平成になると主流であった肉豚の生産に必要な子豚が市場に出ることが少なくなったこともあり、一貫生産へと舵を切りました。その中心となるのがSPF豚でした。肉質が良く、何より病気に強いSPF豚ですが、導入するためには、それまで飼育していた豚を0(ゼロ)にし、なおかつ施設を新しくする必要があります。迷いを振りきり、大きな決断を下しました。

SPF豚認定農場として、順調に規模を拡大し、現在、年間5000頭を出荷するまでに成長することができました。創業して約50年、愛情を込めて育て上げた絶品豚を、これからもたくさんの皆さんにお届けできるよう努力して参ります。